
お習字をするには、筆、硯、墨、紙が必要です。これを書道用語で文房四宝(ぶんぼうしほう)といいます。書道は中国から伝わってきました。中国製のものには唐(とう)をつけて唐筆・唐硯・唐墨・唐紙と呼び、日本製の物には、和(わ)をつけて和筆 和硯・和墨・和紙と呼びます。
(弘法は筆を選ばず)ということわざは、よく知られています。筆には楷書用・行書用・草書用・写経用と書くものによって製法も異なります。大きな文字、小さな文字、そして色々な書体があるのに全て同じ筆で書くことは難しいですよね。 当然筆を変えたり、様々な種類の筆を使った事でしょう。ですから本当は(弘法は筆を選ぶ)のです。子供の場合も、きちんとした筆を使わせる事が上達への第一歩でしょう。
大筆を初めて使う時は、糊を水でしっかり落としましょう。めやすは毛の中に硬い所がなく柔らかくなっている事です。使い終わったら墨をよく洗い落とします。そして毛先を綺麗に真っ直ぐにまとめ乾かします。 小筆は毛を全ておろさず、毛先を三分の一程度下ろして使います。使い終わったら半紙で墨を取って毛先を整えてます。毛を全ておろすと扱いが難しいですが、色々な線を出す事が出来ます。

1.単鉤法(たんこうほう)→人差し指を筆にかけて書きます。細字書きに適しています。
2.双鉤法(そうこうほう)→人差し指と中指を筆にかけて書きます。中字や大字に適しています。
→にじみの多い紙は、かすれがでて味わい深い線が出来上がります。墨の量を調節すると趣がでてステキな仕上がりになります。
→硯は中国製の端渓硯(たんけいけん)や、きゅう州硯(きゅうじゅうけん)が有名です。品質の よい硯ですった墨は、色が美しく香りも良いのです。
→紙を押さえる事が出来ればよい、という考えもありますが、やはり重たい物の方が使い心地がいいようです。ずしりと重たい文鎮を紙に載せると気持ちも引き締まるもの。何種類もの文鎮を持って比べて、自分に合ったものを見つけましょう。
→書道セットを買われると入っていますね。いつも使わないのになぁと思われているかも知れません。教室には豊富に水が用意されている事と思いますが、水差しには容器の半分程度は準備しておくと便利です」濃い墨汁を使った時に、線がかすれやすい、バサバサになってしまう、ということがありませんか?
これは墨の濃度のせいかと思われます。墨(または墨汁)に少し水を入れて伸ばしてみましょう。 水差しがあれば適度な濃さにいつでも調節できますね。
→下敷は出来るだけ厚みのある物を選ぶといいですね。そして折シワが出来て困ったらアイロンをかけてみましょう。とても使いやすく変身しますよ。日頃から丸めたりせずに、フワッと2つ折程度にしておくと慌てずに書くことができますね。
さあ!色々な筆を使ってたくさん字を書いてみましょう。きっと書きやすい筆に出会える事でしょう!
